Farmers
大井町
掲載: 2023年11月22日
加茂谷すだちパーク
⚫︎PRポイント
⚫︎ 栽培品目
スダチ
ユズ
シキミ
この手で夢を形にする!加茂谷すだちパークプロジェクト始動!!
「加茂谷すだちパーク」なんだかとってもワクワクする名前!
加茂谷すだちパークの園主、井出さんは現役・東京のサラリーマン。2020年に自身のふるさとである徳島県阿南市大井町にUターン移住し、東京のサラリーマンを在宅ワークで続けながら、いわゆる半農半Xで就農した兼業農家さん。
井出さんの故郷は、どんどん人口が減っていくいわゆるど田舎。東京での仕事も暮らしも順調だった井出さんが移住就農を決めたのは、家の跡継ぎ問題を考えていく中で、
「両親が営んでいる農業の土地や設備、これからどうする…」
「人口が減っていくこの集落を、盛り上げていきたい…」
「東京の阿波踊りで売るすだちドリンクは皆が喜んでくれたのに、一方で産地は縮小している…」
「自分の経験を活かして、観光をキーワードとした事業で独立してみたい…」
という課題にぶつかったからだそうです。
だったらこの大自然の中で、たくさんの人が体験、交流をしてもらえるような農業を始めればいいんじゃない!?という大胆な結論に(笑)
思いつくのは簡単ですが、それを形にするのは至難の業。ところが井出さんのこれまでの経験と行動力がどんどんそれを形にしていきます。
最初は宿泊スペースの整備。いろんな方に空き家を借りたり、たくさんの家電を探してきたりと東奔西走し、今では30人まで受け入れられる設備を整えたそう。
次は、たくさんのスダチ園地の整備。地域の耕作放棄地になりそうな土地を借り入れて、ユンボやダンプを自分で乗り回し、たくさんの園地で準備を進めています。
スダチのの苗木も毎年500本植樹するという超人的作業!
今では、国内外を問わず、たくさんのボランティアさんが井出さんのところを訪れ、農業や地域の作業のお手伝いをするまでに!井出さん自身もたくさんの気付きをもらえる、大切な時間になっているそうです。
少しずつ、少しずつですが、集落に活気が戻ってきています。
地球と共存しながら、加茂谷地域を国内最大規模のスダチ産地にする!
現在、井出さんの農業としてのメインは、ご両親から受け継いでいるシキミ。シキミは仏壇やお墓にお供えする植物として一般的に使用されています。
ご両親が紡いできた大切な農業を守り続けることも、自分の実現したい夢の一部なんだそうです。
スダチは今のところ2反ほどの面積ですが、近い将来はメインの農作物をスダチにするために、3町を目指してただいま園地を拡大中!
でも、ただただ拡大するだけではなく、ビジネスとして成り立たなければ意味がありません。
目指すは、儲かる農業と地球と共存する仕組み。そのためには人の労力をできるだけ削減するような設備を導入したり、太陽光発電を動力のメインにするなど、環境配慮型であることも忘れてはいけません。
加茂谷すだちパークからスダチへ、出会ったたくさんの人へ、そして地球環境へ、良い影響を与えていくことが大事で、ゆくゆくは自身がモデルケースとなって、たくさんの地域が活性化すれば何よりだなぁと、はにかみながら今後の展望を語っていました。
あなたも、大自然に囲まれながら汗を流し、心のふるさとを見つけに来ませんか?
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