Farmers

細野町

掲載: 2023年8月15日

山下農園

⚫︎PRポイント

山下農園の山下さんと言えば、野菜作りはもちろん、加茂谷地域の活性化まで何でもこなすスーパーマン。 究極といっても過言ではないほどのこだわりをもって取り組んだ「土づくり」。そこで育つ野菜の美味しさは、子供の野菜嫌いを克服させるほど!! また、過疎化が進む加茂谷地域にたくさんの移住者を呼び込むための活動にも、そして、その方々の安定した暮らしのための「土づくり」にも努力を惜しみません。

⚫︎ 栽培品目

小松菜

水菜

春菊

レタス

野菜が喜び、そしてそれを食べた人が喜ぶ「土づくり」を目指して

「一番大事にしているのは、土づくりやなぁ。」そう話してくれたのは、山下農園代表の山下和久さん。

農業を始めてから30年以上、たくさんの品目、栽培方法にチャレンジしてきた山下さんが語るからこそ、その奥深さがうかがえます。

「農業には、これをすれば100点満点ということは無くて、10点や20点の積み重ねが大事なんだよ。」ベテランの域に達しながらも、常にチャレンジをやめないその姿勢は、まるで新規就農者のよう!youtubeでいろんな農家さんの動画を見たり、Facebookで他の地域の農家さんとつながって情報交換もしているそうです。

でも、決して順風満帆な農業人生ではなかったそうです。というのも、加茂谷地域の農業は昔から台風による被害に悩まされてきました。山下さんもその一人で、台風によってビニールハウスが何棟も壊されたり、大雨で道具や資材が流されたり、それはそれは想像を絶する被害を受けてきたそうです。それでもあきらめずチャレンジを繰り返してきた習慣が今も根付いているんですね。

そんな山下さんの作る野菜は、なんといっても美味しい!ある移住者家族のお子さんが、山下さんの野菜を食べてから野菜嫌いを克服できたそうです。その美味しさの秘密の一つを教えちゃいますと、最高の土づくりに欠かせない「もみ殻堆肥」!もみ殻にたくさんの有機資材を混ぜ合わせた後、じっくり時間をかけて発酵させて作る山下さんオリジナルの堆肥なんです。その堆肥をベースにした土づくりと、30年以上の農業経験を活かした栽培をすることで、美味しい野菜ができるんです。

 

加茂谷地域を元気に!「加茂谷元気なまちづくり会」の活動

山下さんのもう一つの顔、それが「NPO法人 加茂谷元気なまちづくり会」の理事長。このNPO法人は、加茂谷地域の活性化を目指し、たくさんの活動を実施しています。

例えば、地元のお祭りを企画、実行したり、

武蔵野大学さんの学生ボランティアを受け入れて、一緒に農作業をしたり、

阿南市と連携して高齢者の方に地域交通を提供したり、

加茂谷を元気にする様々な活動を実施していますが、その中でも特に、移住者の誘致に力を入れています。

加茂谷地域はいわゆる「ど田舎」で、日本中の田舎が頭を抱える過疎化問題に直面しています。そこで、移住者の方に加茂谷地域に来てもらって、一緒に街を元気にしていこうという考えに至ったわけです。今まで、山下さん含め、加茂谷元気なまちづくり会や、地元住民の皆さんの力で、約80名程の方が加茂谷に移住してこられたそうです。その中には、移住と一緒に農業を始めた方もいて、山下さんが師匠になって指導をしてあげることもできるそうです。それだけではなく、引退した農家さんの設備や道具を貸してもらったり、移住者の方が住む家まで手配してあげたりと至れり尽くせり!

今後も、たくさんの移住者の方に来てもらえるよう努力していくそうです。もし、移住を考えている方がいらっしゃったら、ぜひお問い合わせくださいね。

このもみ殻堆肥が、野菜を美味しくする秘訣!大量に作成するので写真のユンボを使ってかき混ぜます。山下さんはユンボの操縦も何のその!

山下農園の小松菜です。葉がいきいきとして輝いているように見えます。土がいいから気持ちよく成長しているんでしょうね。

武蔵野大学の農業ボランティア受け入れでの一コマ。こうやって加茂谷と農業のすばらしさを知ってもらう機会を作ることも、加茂谷地域の活性化につながっていきます。

美しい自然は、時に農業に牙をむくことも。それでもこの風景は心の癒しと美味しい野菜を育んでくれます。もし移住をしたい、農業を始めてみたい、という方がいれば、いつでもご連絡くださいね。

掲載農家さんへのお問い合わせは以下よりお願いします。