Farmers
楠根町
掲載: 2023年8月15日
コケチンファーム
⚫︎PRポイント
⚫︎ 栽培品目
ユズ
チンゲンサイ
脱サラして移住就農!コケチンファームが始動するまで
コケチンファーム代表の澤田さんは、移住して農家になる前は東京の会社に勤める普通のサラリーマンだったそう。農業の知識も経験も全くなし。ただある日、「子どもたちが食べる野菜くらいは、自分たちが安心できる品質にしたいよね。」奥様とそんな話をしたところから、移住就農ストーリーが始まったそうです。
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また、都会での窮屈な子育てに悩んでいたこともあり、田舎でのびのびと暮らしていけたらいいなぁという憧れもありました。でも本当にうまくいくのだろうか、などなどたくさんの不安材料があったそうですが、一念発起して家族で徳島県阿南市に移住!そして1年間の農業大学校での修行を経て、はれて農家になったのです!
現在は、ビニールハウスを使ったチンゲンサイの周年栽培と、露地で木頭ユズを生産しています。まだまだ失敗も多く、遠回りすることも日常茶飯事ですが、ベテランの域に達する日を夢見て日々、農業に取り組んでいます。
「思いやり農法」で、少しでも消費者の方へ安心を届けたい!
コケチンファームでは、「思いやり農法」を実践しています。「思いやり農法」とは、自分以外のすべてに対して、思いやりをもって野菜を育てることです。それは、昨今よく耳にする「無農薬栽培」や「有機栽培」とは全く違い、ときには、農薬を使って病害虫に対応したり、化学肥料を使う場面もあります。
農薬や肥料を使うときに大事なことは、適切なタイミングに適切な量を使うこと。例えば、病害虫が出にくい時期の栽培は、極力農薬を使わずに栽培する。逆に、病害虫の発生が多くなってくる時期は、農薬をたくさん使うのではなく、栽培量を減らしたり、栽培する場所を工夫して、できるだけ農薬を使わないようにする。肥料についても、時期によって施す量をこまめに変えています。
また、野菜への思いやりも忘れません。こまめに雑草を抜いたり、株同士の葉っぱが重なっていたらほどいてあげたり、「いい顔してるね!」と声がけすることも(笑)
その分、他の方と比べて仕事の量は増えてしまうこともありますが、自分が消費者だったときに、不必要な農薬を使った野菜や、きちんと管理されていない野菜は食べたくないと思っていました。そういった消費者の思いにできるだけ応えること、それが「思いやり農法」なんです。
結果、出荷量が減って、思ったような売上があがらないこともありますが、自分が納得できない品質の野菜を出荷するよりはましです。また、思いやりをもって仕事をすると、毎日の仕事終わりは清々しい気持ちでいられます。
まだまだ下積みではありますが、いつか皆さんの笑顔を支える野菜を栽培できるように、「思いやり農法」を実践し続けて、ベテラン農家さんへの道を一歩ずつ進んでいます。
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